クレシタの挑戦 認知科学に基づいたコーチングとは何か(詳細編)

このシリーズでは、クレシタそのものや、人事・組織づくり、個性についてなど幅広く社長にインタビューをしていきます。

今回は13回目になります。前回のインタビューはこちら

インタビュワー

今回はより具体的な現場におけるコーチングの進め方や効果などを教えて頂ければと思います。宜しくお願い致します。

山下真裕

宜しくお願い致します。

インタビュワー

前回聞かせて頂いたコーチングを受けることによって自己効力感が向上するというのは魅力的なのですが、大体どれくらいの期間が必要となりますか?

山下真裕

正直に話すと、個人差がかなり出るので人によるとしか言いようがありません。

自己否定、自己肯定感、自己効力感という人のメンタルの三段階の中で、ある程度自己肯定感を超えて自己効力感に近いような人に関してはちょっとコーチングしただけで自己効力感が爆上がりするパターンもあります。

人によっては三回コーチングして、つまり自己理解してゴール設定をして、その後一回お話ししただけで結果を出すような方もいらっしゃいますね。

インタビュワー

それは凄いですね。

山下真裕

逆に自己否定が強い人、自分なんか成果出したことないんです…という人の場合、ゆっくりそこの認知を変えていく必要があるので、半年や一年という期間を経て少しずつ自己効力感をあげていくこともあります。

インタビュワー

なるほど。確かにそれだけ時間がかかることもあるのであれば、知識だけでコーチングはできないんだなと改めて感じました。そもそもコーチングは、誰かに強制されてするようなものではないっていうことでもありますよね。

山下真裕

理想はそうですね。

自分が変わりたいと思ってる人にやっていただくのが一番効果が出ます。

弊社としても基本的にはエグゼクティブ(社長/経営者層)もしくはリーダー層の方々にコーチングを提供しています。

インタビュワー

経営に近い人たちがクレシタに相談してきてる時点で何かしら変えたいと思って相談をしてきてる。だからこそ、経営層の理想に近づけるためのサポートとして、このコーチングを提供しているということですね。

山下真裕

はい。おっしゃる通りです。

インタビュワー

一方で変わりたいと思っていてもなかなか自己否定を脱出するのは難しいと思いました。

私自身も自己否定をしようと思えばいくらでもできてしまいます。

今日は朝起きるの遅かったなとか、昨日の片付けがうまくいかなかったなとか、仕事の資料もうちょっとよくできたかもしれないけど、集中できてなかったなーとかそういうふうに考え始めるとキリがなくて。

なかなかその状態を脱出するのは大変だと思いますが、実際に山下社長がコーチングをされていてどういう風に感じていますか?

山下真裕

すごくいい質問をありがとうございます。大前提、コーチングは自己肯定から自己効力感にしか持っていけないものなんですね。

なので、自己否定から自己肯定感に持っていくときにはカウンセリングという全く別の手法を使わないとダメなんですよ。しかし残念ながら、世の中にはそこを理解していない自称コーチがたくさんいます。

コーチングさえすればみんな目標達成できるんだっていうところで一緒くたにやるからうまくいかない、という状況が生まれています。

なので、もし自己否定ゾーンの方ならばクレシタはカウンセリング的な対応をさせていただいて、まずは自己肯定感を持ってもらうことに徹します。

インタビュワー

そこもしっかりサポートされているんですね。

実際に山下社長にコーチングして欲しいと依頼される方たちは、自己肯定感のステップにいる方たちの方が多いんですか?それとも蓋を開けてみると、実はまだ自己否定のとこにいるなと感じる方ことも多かったりするんですか?

山下真裕

実は自己否定ゾーンの方も多いです。

とにかくその目標を達成したいとか、目標だけに執着してしまって自分を置き去りにしているパターンが多いですね。

その場合はまず状況を整理させていただきつつ、本格的なコーチングを行う前に…とお話させた頂いた上でゆっくりゆっくりその自己否定を解きほぐしていくことをさせていただくようなイメージですね。

インタビュワー

私の場合、自己否定⇒自己肯定のステップが必要なのかなと聞きながら感じていました。

一方で社長だけに限れば比較的自己肯定感フェーズにいる方の方が多そうだなと考えているのですが実際は如何でしょうか?

山下真裕

そうですね。経営者層の方々は基本的に自己効力感がそれなりに高い方が多いですね。

自分だったらやれるという気持ちがないとリスクがある立場にはならないので。

自己否定フェーズだったとしても、何かしら大きな問題や失敗をしたことによる一時的なパターンが多い印象です。

その際は、一時的にカウンセリング的な対応をさせて頂いて、メンタルが復活してきた頃合いを見計らってコーチングに切り替えていきます。

インタビュワー

社長や経営者層にこそ、非常にコーチングが有効であることが理解できました。

ちなみに自己効力感が高い状態というのは具体的にどんな状態なのでしょうか?

「やれる気」以外に例えて頂くことは可能でしょうか?

山下真裕

わかりやすいのは大谷翔平選手ですね。

あの方みたいに全人未到のことを何の疑いもなくやろうとする、そしてやってしまう方が自己効力感の高い人です。

社長という生き方もまさにそうですよね。基本的には誰もやったことがないことやまだビジネス化されてないことに挑戦していくと思うので。

もちろん社員も自己効力感が高い状態であることが理想です。

新規ビジネスの責任者に自ら手を挙げて、道なき道を進んでいく。経験が無かったとしてもやり抜こうとする姿があればそれは自己効力感が高い状態と言えますね。

インタビュワー

そうすると山下社長にコーチングを依頼すべきなのは社長ではないことが多い。つまり、社長はすでに自己効力感が高い状態の方が多いので、社長さんの一つ下、役員だったりとか、経営層や部長などに対してコーチングを行うのが効果的なのでしょうか。

山下真裕

質問ありがとうございます。

コーチングは社長に行う意図とその他の方にやる意図は若干変わりますね。

社長に関するコーチングは今まで社長自身が無意識にやっていたことを理論的にお話ししたり、ブーストをかけたりする側面が強くなります。
「この分野で自分が会社を立ち上げることができたのはこんな理由があったからなのか」という追体験ができ、「だから自分はここの仕事しかしてないんですね」など、改めて自分がやってきたことが理論的に証明されてさらにやれる気が上がります。
また、理論的に理解することにより、部下に話ができるようになるっていうのが一つの大きな恩恵になりますね。

加えて、部下が自分のマインドについていけない理由も理解できるようになります。能力の問題ではなく、自己効力感の高さに違いがあったのかと。

山下真裕

逆に社長以外の方がコーチングを受けることで社長の熱長が常に高い理由が分かり、納得感がうまれます。

特に愛社精神があったり、社長に感化されて入社された方はコーチングを受けることでいい意味で社長との距離感が近くなっていきますし、自分もその熱量に巻き込まれるので全体的に会社のスピード感が上がりますね。

そしてやる気/やれる気も上がるので、自然と大きな目標に挑戦ができるようになっていきます。

インタビュワー

なるほど。社長の場合は理論体系を理解して更にブーストをかけていく。社長以外の方は、理論を通して社長のマインドを理解し、一緒に熱量高く頑張る仲間になっていくようなコーチングを行っていくんですね。

とはいえ、それだとやはり社長としては自分自身がコーチングを受けるメリットがそこまで高くないと感じるのですが、クレシタに社長自身がコーチングを依頼することのメリットをもう少し教えて頂けますか?

山下真裕

ありがとうございます。

先ほどお話させて頂いた社長が受けるメリットをもう少し詳細に話しますね。

社長は無意識に自己効力感高く行動し会社の未来を作るために日々奮闘していますが、どうしてそんなことができるのかは言語化できていません。

結果的に多くの会社で何が起きているかというと、会社のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)や行動指針に社長の想いの本質が全く反映されていないことが多いです。

大体の会社のMVVや行動指針は耳障りのいい言葉を並べている場合が多いので、社員からすれば社長の日々の言動の不一致ばかり目が行ってしまう。結果、社員からすれば「守らなくていいもの」「ただあるもの」と認識されてしまってすぐに形骸化してしまうんですね。

山下真裕

その状態を打破するためにも、コーチングを受けて頂くことで自分の無意識を言語化しながらMVVを本来の社長(会社)がここまで至ることができた本質的なものにしていくことが何よりも重要です。

そうすることで真に社長が一番やれる気を感じる状態を社内に作ることができますし、部下たちもコーチングを受けることによって最終的にはみんなが同じGOALに向けて走っていく組織を作り上げることができます。

これが社長含めた組織のキーマンがクレシタからコーチングを受けることのメリットとなります。

インタビュワー

私が社長ではないからかもしれませんが、同じGOALに向かって走っていく組織の大切さがいまいちピンとこないのですがここをもう少しかみ砕いていただくことは可能でしょうか?

山下真裕

わかりました。

シンプルに言うと同じGOALに向かって走っていく組織になると「売り上げ」が上がります。

どうして売り上げが上がらない会社があるのかというと単純に会社の中で力が分散してしまっているからです。

ある人はとにかく数字をあげろという。

ある人は顧客第一だという。

ある人は社員満足度だという。

こんな組織ではいくら商品が優れていても結果は残せません。

コーチングを社長や経営層が受けることで会社の存在意義やGOALが言語化され、社員全員にとって明確な進むべき道が示されます。

結果的に会社の力が集約され、今まで出せてなかった結果が売り上げという形ででるという構図です。

インタビュワー

なるほど。

確かに社長や経営層が言っていることが曖昧なせいで現場がそれぞれ違う解釈をして、部署間でバラバラな施策を取ることはあるあるですよね。

コーチングはそれを起こさないようにして皆が一つの方向に向かっていけるようになるので、結果的に売り上げも伸びていくのだと理解できました。

ただ一方で、会社の売り上げをあげるということに関して私みたいに正直モチベーションが湧かない社員もいると思うのですがそれでもコーチングは機能するものなのでしょうか?

山下真裕

ありがとうございます。

そこに関してもクレシタでしっかりとノウハウがあるので次回お伝えさせて頂きます。

インタビュワー

そうなんですね!

では次回は会社の売り上げを上げるためのGOAL設定方法について教えて下さい。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です